リセールバリューを理由に買うのをやめた。フリマアプリとの付き合い方

木目のテーブルに置かれたブラウンの長袖ニットとスマートフォン
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とやん

日々を穏やかに過ごすために、調べて、試して、考えたことを、自分なりの理由とともに言葉にしています。

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こんにちは、とやんです。

昔はフリマアプリをけっこう使っていました。

特に服。ネットで買う→着る→売る→また買う、という循環ができていて、そのサイクルが数か月ということもよくありました。

当時はあまり意識していませんでしたが、「売れるから買っても大丈夫」という感覚のせいで、買い物のハードルがひどく下がってしまっていたと思います。

今はフリマアプリを使うこと自体がかなり減りました。
というより、昔とは買うときの考え方が変わったからです。

「売れるから買っていい」が、買い物のハードルを下げていた

12~13年前、フリマアプリ(当時のフリル/現在のラクマ)をよく利用していました。
出品していたのは服。はっきりとは覚えていませんが、月に2~3着くらいは出していたと思います。

当時は結婚に伴って大阪から愛媛県に引っ越した頃で、気に入っていたブランドの店舗は近くにほとんどありませんでした。

もともとショップでの買い物が苦手だった私は、ネットショッピングが加速。当時は「可愛い」「好き」だけで服を買っていたので、届いてから「なんか違う」となることがよくありました。

フリマアプリにチャレンジし始めたのもこの頃。
売れることにすっかり味をしめた私は、「ちょっと高いけど、このブランドは売れるから大丈夫」「合わなかったら売ればいい」と、最初から売る前提で買うように。リセールバリューが言い訳になって、購入時のハードルが下がってしまっていたのです。

ネットで買って、着て、なんか違うから売って、また買う。中には数回しか着ずに売りに出した服も。

例えば1万円の服を買うとき、「3千円くらいで売れるから、実質7千円だな」と思って買うのですが、これを考えるのは決済のボタンを押すまで。買って手元に届くころには、購入価格も、売る予定の価格もなかったかのように忘れてしまう。
そして、もし本当に3千円で売れたとしても、「3千円で売れたから、また他の服に3千円使える」と、まるでクーポンを手に入れたかのような感覚でした。

しかも、購入時に「これくらいで売れるだろう」と思っていた金額と、実際に売れた金額にはかなり差がありました。
ハードルを下げるために、「高く売れる」と自分に言い聞かせていた面もあると思います。実際には、購入価格の2割くらいになってしまうことも多かったです。

売ることを前提にすると、使い方まで変わる

売る前提で買ったものは、丁寧に扱います。

こう書くとなんだかいいことのように思えますが、私は服のダメージを気にしすぎて、思うように使えなくなってしまいました。

「汚したくないから、この服を着てる日はラーメン食べられないな」
「今度友達と会うときに、この前買った服着たいけど、飲み会だから汚しそう」
「ハイキングくらいならあの服着ていけるかな、でも枝に引っかけたりしたら…」

せっかく気に入って買った服なのに、少しでも汚れたり傷んだりするのが怖くて、着る機会が少なくなっていました。
一体なんのために買ったのか。

しかも、売る前提で買っていたのに、いざ売るとなるとストレスを感じていました。

フリマアプリで売るのも、私には面倒だった

フリマアプリをやめた理由は、金銭面や物との付き合い方だけではありません。

出品から発送まで、やることが多い

フリマアプリ、正直めっちゃめんどくさい。

写真を撮ったりサイズを測ったり、説明文書いたり商品URL探したり…。特に写真は、実物にできるだけ近づけるために、光の調整や画像の編集が必要。
で、コメントついたと思ったら着画が欲しいって言われたり、値下げ交渉されたり…。そんで結局買わんのかい。

特に、私はかなり慎重な性格なので、トラブルを避けたいがあまり、出品から発送までめちゃくちゃ丁寧にしてしまう。

売れてお金が入ることは嬉しいんですが、正直しんどかったです。

たぶん、単純に向いてなかった。

「売れるまで家にある」のも、すっきりしない

「これはもういらない」と決めたものが、売れるかどうかもわからないまま家に置いてある状態というのも、私は好きではありません。

いらないものが置いてあるだけで、なんとなく頭のどこかに引っかかりを覚えるというか……微妙にストレスを感じてしまいます。

専用の置き場を作ってみても、いらないと決めたものは扱いも適当になってしまい、いつの間にかごちゃついてきます。

しかも、手放すと決めたものがいつまでも手元にあると、なんだか惜しくなって、クローゼットに戻してしまうこともありました。

だから今は、「売れるか」ではなく「使い切れるか」で買う

今は、服や家具家電を買うときに、「売れるかどうか」はほとんど考えません。「これは必要か」「使うのか」「使い切れるのか」を、まず考えて買うようになりました。

売ることを前提にしなくなってから、買うことへの言い訳が減り、本当に必要かどうかを深く考えられるようになったと思います。

最近では、手放そうと思ったときに、とても売れる状態じゃないなと思えたら、「買って正解だった!」とニンマリしてしまいます。

以前は「売れるから買う」だったのが、「必要だから買う→使う→必要なら売る」へ。買うときの前提そのものが、大きく変わりました。

もちろん、不要になったものを無理に使い続けるわけではありません。自分にとっては不要になったけれど、まだ物に価値があるなと思ったら、その時に初めて売ったり譲ったりすることを考えます。

リセールバリューを考えること自体が悪いわけではない

私はリセールバリューを考えることを否定したいわけではありません。

普段使う服や家具家電では、考えないようになりましたが、今のマンションを買うときは、「この家の価値は10年後に大幅に下落しないだろうか」と考えて、大丈夫だと思えたから購入しました。

高額なもので、将来売却する可能性があるなら、その時の価値を考えておくことは、合理的だと思っています。

ただ、リセールバリューを考えることと、リセールバリューがあるから買うというのは別だと思っています。

私は、普段使うものを、売買することを目的に買っているわけではありません。

必要なものを必要なときに買い、必要なくなるまで思いっきり使う。

その方が、無駄な出費も売る手間も減ります。何より、物と最後まで向き合ったという思いがあると、手放すときも「買って失敗した」とは思わなくなりました。

私がやめたのは、リセールバリューを考えることではなく、「売れるから買っていい」と考えること。

今は、まず自分が使うかどうかを考えて買う。売るかどうかは、その後の話です。

特に服は、買った後の「なんか違う」を減らすために、買う前に考えることがあります。

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