こんにちは、とやんです。
6歳の娘のおもちゃ棚は、積み木やニューブロックが8~9割くらいの場所を占めています。工作の材料や道具も豊富で、ワゴンにぎゅうぎゅうに入っています。
残りはぬいぐるみやフィギュア、リカちゃんハウスやボードゲームといった具体的なおもちゃ。こちらは少ししかありません。
実際におもちゃ棚をじっくり見てみると、かなり「何かを作るための素材」に偏っているなと思います。
最初から、今のようなおもちゃのそろえ方をしていたわけではありません。いろいろ試しては何度も失敗して、少しずつ今の形に落ち着きました。
主体的に遊んでほしい
娘が生まれる前から、「こんなふうに育ってほしい」という欲求を押し付けるような育て方はしたくないと思っていました。今でも、笑顔で毎日過ごしていたらそれでいいじゃないか、と思っています。
一方で、環境を整えておくことも大切にしたいと考えてきました。
なんていうか、「詰め込まなくても、自動的にいい感じに育ってくれんかな」って。
なので、家に置くおもちゃにはかなりこだわってきました。
私が子育てで大切にしたいと思っているのは、赤ちゃんの頃から変わらず「主体的」であること。
おもちゃに遊び方を決められるのではなく、自分で考え、遊び方を決め、工夫しながらやりたいことを実現してほしい。
今でこそこうして言語化できますが、赤ちゃんの頃は自分がどういう子育てをしたいのかはっきりしていませんでした。
知育情報に踊らされたり、自分のコンプレックスや幼少期のトラウマに囚われたり…。数を増やしすぎないことにこだわって、おもちゃのサブスクを利用していたこともあります。
そうして、あれもこれも取り入れては手放すということを繰り返していました。
わが家のおもちゃ選びの基準については、別の記事でも紹介しています。
娘の遊びを見て、具体的なおもちゃへの疑問が生まれた
娘が3歳の頃、わが家にはかなりの種類のおもちゃがありました。
知育にいいと評判のもの、親がはまったgrapat、ままごとセット、積み木やブロック、絵本にぬいぐるみにジャングルジム…。ほかにもいろいろあって覚えていません。
サブスクはやめていたし、電池で動く系のおもちゃはほとんど持っていませんでしたが、子どもがいろいろな遊びをできるように、「各種取りそろえています!」状態でした。
娘がよく遊んでいたのは、学研のニューブロック。作りたいものに合わせてパーツ数をどんどん増やしていきました。積み木も、大ヒットという感じではないものの、細く長く遊んでいました。
一方で、買ったときには喜んで遊ぶのに、すぐに遊ばなくなるものも多かったです。
よく考えてみると、遊ばなくなるのは、大体いつも「具体的なおもちゃ」でした。
例えば、ままごとセットの食材。せっかくたくさん揃えたのに、折り紙や積み木を食材に見立てて遊ぶことの方が多かったです。
grapatすら、娘にとっては色や形が具体的だったのか、遊んでいたのはほんの数か月だけでした。
高かったのに…。でも、この様子なら、もはや具体的なおもちゃはいらんのじゃない?
娘は、専用のおもちゃがなくても、身近な素材を別のものに見立てて遊んでいました。
具体的なおもちゃは、数をそろえようとすると、どうしても場所を取りますし、その分お金もかかります。
それなら「何にでもなれる素材」さえあればいいんじゃない?
そう思って、持つものと持たないものを、少しずつ仕分けていったのです。
素材を中心にしたら、遊びはどう変わったか
そうして残ったおもちゃの主力は、積み木、ニューブロック、LaQ、工作の素材と道具。
具体的なおもちゃをすべて排除したわけではありません。娘はぬいぐるみやフィギュアが好きなので、ケースいっぱいに入っています。でも、なければないで、自分や私の指を、キャラクターに見立てて遊びます。
素材が、いろいろな遊びに変わる
娘の様子を見ていると、具体的なおもちゃを一つずつそろえなくても、素材で代用してどこまでも遊ぶもんなんだなと気付きました。
「これが欲しい」と具体的なものを思い浮かべても、娘のおもちゃ棚にはそれがないことがほとんどです。それでも、手元にある素材を使って、自分で考え、試しながら形にしています。
赤い折り紙は、玉入れのボールにも、りんごにも、さくらんぼにも、ジュースにもなる。紙コップはごっこ遊びのコップにも、糸電話にもマラカスにもなる。ブロックや積み木はぬいぐるみやフィギュアの家になったり、車や飛行機になったり、ままごとのお皿になったりします。
工作の本を借りることもあります。
載っている作品を作ること自体が目的というより、新しい作り方や技術を知ってほしいからです。作り方の引き出しが増えれば、本に載っていないような、自分が作りたいものも自由に作れるようになると思っています。
LaQやブロックの作品例も同じです。最初は見本通りに作りながら、どんなときにどんな組み方をすればいいのかを知る。その先で、見本にはない、オリジナルのものを作るようになってほしいと思っています。
積み木・ニューブロック・LaQ・レゴの違いについては、こちらの記事で比較しています。
素材中心のおもちゃ棚で感じたこと
以前は、年齢に合ったおもちゃを調べ、その中でもベストなものを検討して購入していました。それでも当たり外れがあって、無駄になることもよくありました。
今は、「いつになったら飽きるの?」と思うくらい、素材のおもちゃで長く遊んでいます。最初は上に積むだけだった積み木も、今では家や街を作り、その世界の中でごっこ遊びをするようになりました。たぶん、これからもまだまだ遊びが発展するのではないかと思っています。
結果として、おもちゃを選ぶ親の負担も減りました。
一方で、困っているのは作品の置き場。置いておくスペースは決めていますが、処分するとなると、壊して捨てるしかないので、毎度親の方が「これでいいのか?」という気持ちになります。
素材や道具の数を増やす理由
おもちゃの種類は少ないですが、それぞれの数は多いです。
積み木やニューブロック、LaQは、数が足りないと、作りたいものが作れないことがあります。慣れてくると、かなり大きなものを作りたがるし、作ったものをしばらく残しておきたいこともあるからです。
「作りたい」と思ったものがすぐに作れる、作ったものをいくつか残したまま、別のものも作れる。これらを基準に、必要な数を見極めて、足りないと思ったら増やすようにしています。
工作材料も、複数そろえています。
材料は、牛乳パックやペットボトルといった廃材のほかに、割りばしやストロー、毛糸やゴム紐、折り紙など、購入しているものもたくさんあります。
子どもでも加工しやすい柔らかい素材もあれば、子どもでは切るのが難しい硬い素材もあります。紙皿など面のもの、細い棒状のもの、長さや太さの違うもの…。
あるもので工夫することも大切だと思います。ただ、作りたいものを完成させるまでの工程が長すぎると、途中で諦めてしまうこともあります。扱いやすさや形状が異なるシンプルな素材をそろえておくことで、6歳の娘でも一人で作品を完成させられていると考えています。
道具も、おそらく他の家庭より多めにあります。水彩絵の具があるのにアクリル絵の具も持っているし、色鉛筆もクレヨンだけでなく、クーピーも油性ペンもあります。クラフトパンチやキリ、定規、スパッタリングの道具までそろえています。
素材や道具の数を最小限にすることにこだわったこともありましたが、ある程度の数をそろえることで、娘が自分で考えたものを形にしやすくなったと感じています。
自分で考えて遊べる環境
今のようなおもちゃ棚になってから、娘が遊んでいる姿を見ると、目指していた環境に少しずつ近づいているように感じます。
おもちゃに遊び方を与えてもらうのではなく、自分で考え、やりたいことを見つけ、必要なものを工夫する。
いろいろな情報に振り回されながら試行錯誤してきましたが、振り返ってみると、最初から目指していたのは、娘が自分で考え、主体的に遊べる環境だったのだと思います。



