育児|5歳娘が通っている吃音リハビリ(環境調整法)①

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|著者プロフィール|
とやん

子育て中の40代主婦。「ほどほどにちょうどよく」をモットーに、ミニマルでおだやかな生活を発信しています。

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こんにちは、とやんです。

今日は子育ての話。
もうすぐ6歳になる年長の娘は、2歳半頃から吃音が出始め、現在は言語聴覚士さんのもとで環境調整法という手法のリハビリを受けています。

せっかくの雑記ブログなので、子どもの吃音に悩む方にとって何かの助けになればと思い、吃音リハビリの記録を記事にすることにしました。

そして吃音がない方々に、吃音について知っていただく機会になればとも思っています。

最後までご覧いただけたらありがたいです。

吃音がある子と話すときに知っていてほしいこと

※私が指導されている環境調整法は、幼児~児童期の子どもが対象です。
また、専門家ではないので、実際にリハビリに通うなかで言語聴覚士さんに教えてもらった内容や、個人的に読んだ書籍から得た知識であることを断っておきます。

環境調整法についての説明の前に、吃音がある子どもとの接し方についてお話しておきます。
リハビリ記事に興味がない方も、この項目だけでも読んでいただけると嬉しいです。

吃音がある子への接し方としては、吃音には注目しない、させない、話し方ではなく話している内容にだけ注目するということが大切です。
よかれと思って「ゆっくりでいいよ」と言うのは、吃音に注目していますし、話している本人にも吃音に注目させることになるのでNGなのです。

「話したければ話す」「話したくなければ話さない」「話したら聞いてもらえる」という状況を作っていただけると助かります。

「こんにちは」などの挨拶や、「ありがとう」「ごめんなさい」などを親が促すこともしません。
少し変に思われるかもですが、代わりに親がめっちゃ言いますので(笑)温かく見守ってください。

また、昔は子供の吃音はしつけのせいと言われていましたが、現在では否定されています。
7~8割が遺伝的要因とされていますが、いまだにはっきりとした原因は不明。成長過程における脳の働きのアンバランスさなどが指摘されています。
なので「この親、しつけ厳しいんだろうな」と勘繰らないでください。
誤解の目で見られるのは、子どもの吃音に悩む親にとって精神的に大きな負担です。

吃音ってどんなの?

吃音には段階があります。

よく知られているのは繰り返しです、発話のときに一音目や最初の単語を繰り返します。「こ、こ、こ、こんにちは」
また、引き伸ばしといって最初の文字を伸ばす症状もあります。「こーーんにちは」

これらは第1層で比較的軽度の症状。
症状の波が大きく、吃音がない時期もありますし、自覚もあまりなく周りからの注目も少ないです。

第2層はブロックと言ってなかなか言葉が出てこない症状。「・・・・こんにちは」。
随伴症状といって、発話に伴って身体が動くことがあります。
こちらは第2層。自覚がでてきて、注目の度合いも上がってきます。

第3層以降は自然治癒の可能性が低くなってきます。
言えると思うまで先延ばしにしたり、他の言葉を入れてみたりといった工夫や操作が出てきます。
吃音を欠点や問題として認識して、いらだちや嫌悪感につながっていきます。
子どもが発話ができずに悩んでいるときに、「こうやったら話しやすいよ」などの工夫・テクニックを教えることはNGです。

第4層はブロックが増えて繰り返しや引き伸ばしは減っていきます。
発話の機会を回避したり、重度になると発話の場面ごと避ける(学校を休むなど)状態に至ることも。
早い子で小学3年生、多くは5年生頃に回避が起こります。

第3~4層になると、本人は苦しみ社会生活に影響を及ぼし、QOLが低下する可能性があります。

7~8割の子どもは自然治癒しますが、残りの子は徐々に症状が固定化していきます。
また、「吃音は治せる」(廃版)の著者 都築澄夫さんによると、吃音は放置すればしだいに悪化する可能性があるとのこと。
1~2層のできるだけ早い段階で専門家につなげることが重要です。

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版) [ 菊池 良和 ]

環境調整法ってどんなの?

環境調整法は、幼児から小学2年生くらいまでの、第1~2層の症状が出ている子どもに適していると言われています。

環境調整という名のとおり、子ども本人に直接アプローチしてスムーズにしゃべれるように訓練するのではありません。
親などの周りの人の接し方を変えることで、吃音があっても自分のペースで自由に感情や意志を出せる環境を作るのです。
そしてその感情や意志を受け入れてもらうことで、自発的に話をするようになり、自然で流暢性の高い話し方をするようになり、自信がつき、また自発話が…というループから治癒を目指すというもの。

たとえ治癒しなくても、話すことを回避することなく、自分が話したいことを話せるという状態を保つことを目指します。
要は上述の第3~4層に悪化しないための環境作りです。

原因(過去)を取り除くのではなく、今後悪化する要因(未来)を排除していくことを意識して進めていきます。

なので、リハビリに行って指導を受けるのは親だけ。
娘はおもちゃで遊んでいて、言語聴覚士さんはその言動から現状を把握していきます。

具体的に何する?養育環境の調整

環境調整法では、本人をとりまく養育環境と言語環境の両方を整えていきます。
そして、一緒に住んでいる人の対応を変えることがメイン。

養育環境の調整は以下の5つ
押しつけをやめる
  「~せねばならない」を捨てる
叱るのをやめる
  生命にかかわる危険がある場合以外は叱らない
しつけをやめる
  「~しなさい」「~してはいけません」は言わない
  挨拶、礼儀、片付け、就寝時刻、おやつなど、すべて本人の思うとおりにさせる
罰を与えない
  ほめることも場合によっては罰になるので注意
  ほめるというのは裏を返せば、できなかったときはダメという罰になる
愛着行動を増やす
  スキンシップを増やす、言動に注目する、視線を向ける

例外は
・健康を保つため(歯磨きなど)
・生命を保つため(大けがなど)
・事故を避けるため(コンロを触らせないなど)
この3つだけ。ちなみに積み木を投げるくらいじゃ生命の危機にあたらないので注意しません。
叱るときは必ず理由を説明してあげることが大切です。

上述したように、子どもが「自分のペースで自由に感情や意志を出して、その感情や意志を受け入れてもらう環境」を作り出すのです。
その感情や意志は、楽しい・嬉しい・悔しい・悲しい・怒りなどあらゆるものを指します。

令和の育児法って感じですが、実践してみるとそんな生易しいものではありません。

欲しいと言ったら1週間で飽きそうなおもちゃでも千円払って買う。
食べたいといったら、夕食前にチョコレートケーキを食べたいだけ与え、そのあとのご飯が全然食べられなくてもOK。
理不尽なことで怒って泣きわめいても物を投げつけられても叱らず、気持ちに寄り添います。

過度な欲求は頑張って応えていると、だいたい3か月くらいでおさまってくるそうで、うちの娘ももれなくそうでした。
とにかく欲求を出し切ることを目指してくださいと言われました。

こちらがうまく誘導したり提案するのはOKなのですが、本人が納得しない限り何かを無理強いすることはできません。

ちなみにありのままのとやんではうまく対応できませんでした。
物の見方や癖を一新する必要があり、アドラー心理学がその助けとなったのでオススメします。
個人的に環境調整法との相性がいいと思っています。

↓ブチ切れて台無しにしてしまわないために参考にした本(笑)↓

イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え [ 野口勢津子 ]

アドラー流子育てベーシックブック [ キャサリン J. ボルス ]

改訂版 叱らない子育て [ 岸見一郎 ]

具体的に何する?言語環境の調整

言語環境の調整は以下の4つ
①発話への干渉をやめる
  「挨拶しなさい」「ありがとうは?」などはNG
  また、オープンクエスチョン(「はい」「いいえ」で答えられない質問)は避ける
②年齢以上の話し方を求めない
  言い間違いを叱ったり言いなおしをさせるのはNG
③早すぎる文字の導入はやめる
  文字は発語とみなす、幼児の脳には大きな圧力となる
  本人が興味を持って望んでやりたいというならOK
言語を用いた気持ちのやりとりを増やす
  本人の行動や気持ちを肯定的に受け入れ、言葉や態度で肯定していることを示してあげる
  子「花が咲いている」→親「きれいだね」「よく見つけたね」
  子「帰りたくない(泣)」→親「楽しかったもんね」「もっと遊びたいよね」

とにかく自由に話させ、肯定的に受け入れるということが大切です。

長くなってきたので園での対応や実践してみての感想は次の記事にします。

経過や実際のリハビリでのやりとりや、細かい実践アドバイスを受けた内容などについてもまとめていきますね♪

ご参考になれば嬉しいです♪

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