保険を何度も見直してきた私が、保険の選び方を考えるようになった話

保険のパンフレットを重ねて置いた机と黒いペン
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とやん

日々を穏やかに過ごすために、調べて、試して、考えたことを、自分なりの理由とともに言葉にしています。

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こんにちは、とやんです。

私は昔から不安が強く、いったん最悪の場面を想像してしまうと、どんどん怖くなって、「もしそんなことがあったらどうしよう」とさらに考えるということを繰り返してきました。

保険のことを意識し始めた頃、私はかなりの金額を保険に掛けていました。
それでも不安はなくならないばかりか、さらに別の場面を想像して、「もっと何かしなければ」といつまでも気持ちは落ち着かないまま。

今は、保険に対する考え方が変わり、掛け金も保障もかなりコンパクトになりました。
もちろん、性格は簡単には変わらないので、不安がゼロになったわけではありません。

変わったのは、不安そのものではなく、考え方でした。

「何かあったら怖い」から、保険を増やした過去

私が夫と結婚したのは2012年。当時は保険について何も考えておらず、結婚前から夫が入っていた生命保険と個人年金を継続していただけでした。

何年かして、夫の生命保険の担当者から営業を受けたことをきっかけに、保険について考えるようになりました。
そうすると、今度は「保険に加入しなければ」という気持ちばかり大きくなりました。
自分の性格も相まって、「生きているけれど働けず、人の助けが必要」という状態が怖くなったのです。

そうして、知識のないまま一気に保障を広げました。

わが家の保険の変遷はこんな感じです。(個人年金を含む)

暮らしの変化保険の変化年間の控除対象額※
2012入籍結婚前の保険を継続
夫の保険のみ
約35万円
2015保障が大きく増える
2人分の生命・介護医療
約54万円
2017保険代理店で見直し約43万円
2020娘が生まれる
2022〜子ども2歳・貯金300万円こくみん共済へ約30万円

※源泉徴収票に記載された生命保険料控除の対象額をもとにした比較。実際に支払った保険料総額とは一致しない場合があります。

高いと思ったけど、保険はそういうものだと思っていた

夫の生命保険の担当者に、自分の希望を伝えて、言われるがままに保険に加入。
保障を手厚くした結果、明らかに保険料が家計を圧迫するようになりました。

でも、「保険ってそういうもの」だと思っていました。
何が必要で、何が不要なのか、自分では判断できなかったのです。

私は障碍福祉の資格を取るために、公的な保障については多少の知識がありました。でも、それを実際に自分たちにあてはめてみると、その保障を使いながらどんなふうに生活していくことになるのか、具体的にイメージできませんでした。
状況によってはいくつかの制度を使うこともありますが、そういうことも含めて、自分たちの場合を整理できていなかったのです。

とはいえ、さすがに保険料が高すぎる。
自分では分からないなら、誰か別の人にも聞いてみようと思って、有名な保険代理店に相談に行きました。

必要な保障を選べばいいと思って、保険代理店へ

保険代理店に行ってみると、「今よりもっと安い保険料で、保障を手厚くできますよ」と言われました。

そうして言われるがまま、2~3社の保険会社の商品を組み合わせて掛けるように。
複数社の商品を組み合わせることで、ただでさえよく分かっていなかった保険がさらに複雑になってしまい、渡された書類の内容もほとんど理解しないままでした。

保険料は下がりましたが、今振り返ると保障内容に凸凹や重複があったように思います。

保険に対する知識や、自分なりの判断軸はないまま、「とりあえず保険料が下がったからいいか」と納得しました。

そもそも、全部を保険で備える必要がある?

困ったことに、保障をどれだけ手厚くしても、保険の見直しをしても、私の不安感は減らないどころか、「足りるんだろうか?」という考えが強くなるばかりでした。

もし夫が亡くなったら、もし夫が大きな事故にあったら、もし私が重度の障碍を負ったら…。

そんな気持ちでいた時に、リベラルアーツ大学の両学長を知りました。

「めったに起きないけれど、起きたらダメージが大きいものに保険で対処する」という考え方を知り、「ああ、そうやって選べばいいんだ」と、やっと明確な指針を得ることができました。

私に足りなかったのは、不安を埋めてくれる理想の保険ではなく、保険を選ぶための基準なんだとやっと気づきました。

その基準をもって、自分たちの生命保険や医療保険などを見てみると「夫婦2人でこんなにいらない!」と、驚くほどはっきりと判断できました。

保険だけを見るのをやめて、わが家にあるものを考えた

2020年に娘が生まれました。私は妊娠中にパートで働いていた会社を退職し、専業主婦に。

子どもが生まれると、生命保険を手厚くしたり、学資保険に入ったり、子ども自身の保険を考えたりするという情報も目にしました。

以前の私なら不安になって保険を増やしていたと思います。でもこの頃には、そうはなりませんでした。

保険だけを見るのをやめて、家計全体でアクシデントやイベントに対応する方法を考えてみると、わが家にはすでに、いざというときに使えるものがいろいろあることに気付いたのです。

保険を考えるようになってから、公的な保障についても自分で調べるようになりました。

高額な医療費がかかったときにはこういう制度がある。
夫に何かあった場合にはこういう保障がある。
住宅ローンには団信がある。
夫の会社にはこういう福利厚生がある。

とくに、家計簿をつけ始めてからは、「わが家はいくらあれば生活できるのか」が具体的に見えるようになりました。
それまで漠然としていた「このくらいの出費なら自分たちで対応できる」という感覚も、少しずつ持てるようになったのです。

両学長は、医療保険には加入せず、貯金で対処しようというのが基本的な姿勢です。家計簿や家庭の状況から考えると、わが家では300万円貯めておけば、医療以外の突発的な出費にも対応できそうでした。

でも、私はそれをそのままわが家には当てはめませんでした。正解を知った上で、自分たちの不安にうまく対処できる方法を選ぼうと思いました。

正解に合わせるのではなく、正解を知った上で自分たちで判断した

私は専業主婦で、わが家の家計は夫に完全に依存している状態なので、医療保険をゼロにする勇気は出ませんでした。

もし夫に何かあった場合、大きく生活は変わることになりますが、その変化をできるだけゆるやかに受け入れたい。もし私に何かあったとき、お金のことで余計なストレスを増やしたくない。

そんな思いがあり、夫婦の保険はこくみん共済で、自分が安心できる最低限の保障を残すことにしました。

夫は6口、私は最低限の2口。

自分の分はほぼ葬式代です。また、病気やケガの場合でも、入院するとなると一時的に出費が増えます。
夫の場合は、私と違っていろいろな保障や給付があるとはいえ、家計へのダメージが大きいです。

実際にはある程度は貯金で対応できる金額だと思いますが、安心を買いました。

「貯金ができたから保険はいらない」ではなく、「わが家の場合はどうか、保険で守りたいものは何か」と考えるようにしました。

不安はなくなっていない。でも、何かあったときのことを想像できるようになった

以前は、「何かあったらどうしよう?」という不安ばかりが先行して、その気持ちを埋めるように保険を増やしていました。

この漠然とした不安は、どれだけ保険で対処しようとしても埋まることはなく、いつまで経っても不安なままでした。

今は、「何かあったらどうする?」と心配になったとき、自分たちが持っているものを順番に思い浮かべることができます。貯金とNISAはいくらある、団信や公的保障、保険や福利厚生でどんな保障が受けられる、今の生活費は○○円だから…。

わが家が加入している保険の保障は、いざというとき、もしかしたら足りないかもしれません。

でも、「これが正解だから」ではなく、「ここまでのリスクなら受け入れられる。でも、ここは保険を取り入れて、気持ちの負担を減らしたい」と、自分たちで決めたら、以前より保障が薄くても、不安感は大きく減りました。

保険を減らしたことよりも、自分たちで考えて「これでいこう」と決められたことのほうが、私にとっては大きかったのかもしれません。

それでも、まだ答えが出ていない不安がある

死亡した場合と、短期間のケガや病気にかかった場合。この二つについては、どんな保障や行動で対処するか想定できています。

でも、「生きているけど働けない」という状態への不安は解消されていませんでした。

保険を選ぶ基準として参考にした、両学長の著書はこちら。

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