こんにちは、とやんです。
保険を何度か見直し、わが家なりの選び方の基準ができてきました。
死亡や短期のケガ・病気については、もしものときにどうやって生活を続けていくか、ある程度の見通しが立ってきました。
でも、「夫が生きているけれど長期間働けなくなった場合」だけは別。
わが家は夫=会社員、私=専業主婦、娘=幼稚園児で、収入は完全に夫の給与に依存しています。私が働くこと、生活を小さくすること、持っている資産を手放していくことも考えましたが、それだけではどうしても不安が拭えませんでした。
そんなとき、夫の会社から、以前から気になっていた「働けなくなったとき」に備える保険の案内が来ていました。
夫が加入したのは、就業不能保険と呼ばれるものの一つで、会社を通じて加入するGLTD(団体長期障害所得補償保険)です。
夫が働けなくなっても、生活はなんとかなる
夫が働けなくなった場合、公的な保障や夫の会社の保障を使ったり、貯金やNISA、持ち家といった資産を手放すこともできます。車も真っ先に売ると思います。
私も働きます。
とはいえ、私は妊娠してから今まで7年間専業主婦。
今までの経歴や資格から考えると、たとえ就職できても収入は夫の半分以下になるとは思いますが…。
自分たちが持っているものを考えると、GLTDがなければ生活が成り立たないというわけではありません。
「生活できる」と「今の暮らしを守れる」は違う
生活のすべてで、今のままを維持したいと思っているわけでもありません。
食費や被服費を削ったり、外食や旅行の頻度を下げたりといった、日々の生活費を減らすことはもちろん、娘の習い事を減らしたり、体験をお金のかからないものに変えたりすることも、「仕方ない」と思って受け入れられます。
若い頃は、老後のことも現実味がなく、夫婦二人だけだったので、工夫次第でなんとかなると思っていました。でも娘ができて、自分も年齢を重ね、残しておきたいものが増えました。
お金を理由に、娘の将来の選択肢を狭めたくない。
そして、子育てに適した今の環境で娘を育てたい。
娘を育ててきて、ずっと大切にしていたのは、「興味を持ったことはできるだけさせてあげること」、「いろいろな体験をさせること」。これらは、私にとっては食事や服の質より大切なことです。
また、NISAは老後のために積み立ててきたもの。目の前の問題に対処するために使うと、将来的な収入源が減ります。
家も、売って賃貸に住むとなると、年金生活になった時に家賃に苦しむのでは、と不安があります。
全部手放せばなんとかなるけれど、できれば諦めたくないものがある。
自分たちで受け入れられる部分は工夫して、手放したくない部分は保険で守りたい。
「夫が生きているけれど働けない」という保険の穴を、埋めておきたいと思うようになりました。
就業不能保険という選択肢を知った
保険についてほぼ知識ゼロだった私が保険の見直しをしたのは、リベラルアーツ大学の両学長の「お金の大学」という本を読んだから。
就業不能保険についても、リベ大で知りました。
そのときは「ちゃんとこういう不安を解消する保険があるんや」と思い、ぜひとも入りたいと思いました。でも同時に、「また保険料地獄になるんじゃ…」「これは不安に対応しようとしてるだけじゃない?本当に必要?」という気持ちもありました。
両学長は、就業不能保険について「必要性は大きいけど、かゆいところに手が届くコスパの良い保険が少ない」という意見です。障害認定の基準や、精神疾患への対応、保険金額と期間、保険料も、加入を検討する上での目安を提示しています。
個人で加入するより、会社のGLTDがちょうどよかった
個人で加入する就業不能保険を調べたところ、確かにちょうどいいと思えるものが見つからない…。
せっかく保険を整理したのに、この保険料をまたプラスして毎月払い続けるのか。
医療保険みたいに、基本は貯金で対応するってできないかな?
「生きているけど働けない」っていう、保障の穴になってる部分を埋めたい気持ちは強いけど、正しいのかな?
と悩んだまま数年が経過していました。
当時も今も、夫は保険も投資もサッパリ興味がなく、私に任せっきり。そんな調子なので、私も就業不能保険を探していることを夫に伝えていませんでした。
そんな夫の会社に、実は好条件のGLTDの案内が来ていたのです。あろうことか、夫はそれをスルーしていました。
周りの人に「え?なんで入ってないん?」と言われ、情弱とからかわれ、やっと私に情報が入ってきました。しかも、加入できるのは年に一度、夏だけ。
去年はスルーしてしまいましたが、今年また案内が来たので、やっと内容を確認して加入しました。
わが家の保険では保障が手薄だったところにピッタリはまって、団体割引のおかげで保険料が安かったのが決め手でした。
わが家が加入したGLTDは、どんな保険?
夫が加入したGLTDは、会社を通じて加入する団体長期障害所得補償保険です。
ただし、GLTDは勤務先の団体契約によって補償内容や保険料などが異なるため、ここではわが家が加入したものについて紹介します。
| 項目 | わが家が加入したGLTD |
|---|---|
| 補償範囲 | 24時間・365日、業務上・業務外、国内外を問わず |
| 補償額 | 標準報酬月額の20%・40%・60%から選択。わが家は40%プラン |
| 会社補償 | 会社補償として標準報酬月額の20%が付いている |
| 免責期間 | 970日(約2年8か月) |
| 補償期間 | 最長60歳まで |
| 特約 | 精神障害・天災・妊娠関連などの特約あり※ |
| 保険料 | 月約2千円 |
※精神障害・天災・妊娠関連を補償する特約がセットされています。
わが家が加入したGLTDには、約2年8か月の免責期間があるため、働けなくなっても、すぐに保険金が支払われるわけではありません。
ただ、免責期間中には他の制度での保障を受けられます。
夫の会社では、欠勤・休職期間補償や共済会見舞金があり、健康保険からは傷病手当金が支給されます。こうした保障が終わったあと、970日後からGLTDで補うという仕組みです。
また、「就業障害」には、免責期間中とてん補期間中で異なる定義があり、それぞれ決められた条件を満たしている必要があります。
免責期間中は、経験や能力に応じた仕事が全くできないこと、てん補期間中は直前の仕事ができず、さらに所得喪失率が20%を超えていることなどが条件です。
そして、保険金は単純に「標準報酬月額の40%」がそのまま支払われるわけではなく、所得喪失率や公的給付などを考慮して計算されます。
保険で守りたいのは、生活そのものではなく「余白」だった
以前、保険料を上げて保障を増やしても、不安がゼロにならなかったように、GLTDに加入したからといって、不安がゼロになったわけではありません。
それでも「何もかも手放して、全部使い切らないと生活できない」という状態になる可能性からは、少し離れることができたと思います。
娘の選択肢や、今の家、老後のためのNISAなどは、私にとってできるだけ手放したくないもの。
もし突然働けなくなって収入が減ることになっても、GLTDに加入したことで、娘が独り立ちするまで、こうしたものをできるだけ削らずに、なんとか持ちこたえられるかもしれない。そんな余地ができたと思っています。
「もしも」のことを考えるとキリがないし、不安は大きくなるばかり。
でも、自分たちが失いたくないものをはっきりさせておくと、本当に必要な保険が見えてくると思います。
私が大切にしたかったのは、生活できることだけではなく、その先にある「余白」でした。
記事で紹介した、両学長の著書はこちら。



