こんにちは、はちです。
すっかり寒くなって、薄手の長袖を1枚で着られる時期の短さを改めて感じています。買おうかと迷っていたポロニット(重ね着するには微妙)は買わないままになりそうです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、私は「ほどほど」にミニマリストです。
「ほどほど」と書いているのには訳があって、モノの数を極限まで減らしたいわけではないので、発信をするうえで保険をかけているのです(笑)
今日は私がほどほどミニマリストになった理由について記事にしてみました。ぜひご覧ください。
極限まで減らそうとしてみた過去
私は長い時間をかけてモノを減らしてきたタイプなのですが、もともとミニマリストを目指していたわけではありません。
モノを減らし始めたきっかけは、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片付けの魔法』。お気に入りに囲まれて暮らしたい♪くらいのミーハーな気持ちでした。
ところが、モノを減らしていくうちに捨て依存状態になることが出てきました。
モノを処分することが続くと脳に快楽物質が出るようで、テンションが上がってしまいあれもこれも捨てたくなってきます。そしてその爽快感に依存します。
特に産後は、子育てのストレスから、服と基礎化粧品を極限に近い量まで減らそうとしていました。
子どもの成長とともに何が必要になるのか、今使っていないものが必要になる時が来るのかがよくわからなかったので、キッチンのものなどは置いていたのですが、自分のものは処分しやすかったからです。
洗濯は朝派なので、着替えは2セット。ボトムスは通年ジーンズ。
冬のトップスは厚手のインナーに薄手の長袖。あとはアウター1着。
お気に入りの服でも機能性に欠けるものは、処分保留コーナーに移して1年着ないで過ごしてみました。
基礎化粧品はオールインワンか美容液のみ。
世間一般に言われるミニマリストはモノを極限まで減らした人というイメージだと思いますが、まさしくそこを目指して、手始めに自分のモノをミニマル化してみました。
極限まで減らした結果
限られた範囲とはいえ、自分なりの極限量まで減らして過ごしてみた結果、悩む時間がゼロになるというメリットがありました。一方で
非常に無気力になりました。
もともとファッションが好きで、着ている服によってその日のテンションが上下するタイプ。
それなのに、極限まで減らそうとしていた時は毎日をTシャツとジーンズで過ごす。子どもが小さいのでアクセサリーすら付けられない。
あとで知ったのですが、そもそも私はノームコア(ジョブズの服装)が一切似合わないタイプなので、残す服の選択を間違ったというのもあるかもしれません。
似合わない服を毎日着て過ごすストレスたるや。
最低限に減らした基礎化粧品も、肌には合っていたのですが、何か物足りない。
そして何より、自分を大切にできていないという気持ちがムクムクとわきあがってきました。
ミニマリストは手段であって目的ではない
これは違う!
私は保留コーナーに移していたおしゃれ用の機能的でない服たちを取り出しました。
当時は何が間違っていたのか分かりませんでした。
そこで初めてミニマリズムに関する本をいくつか読んで、自分の間違いに気付きました。
何のためにミニマルにするのか?
その目的が完全に抜け落ちていたのです。
モノが減ると悩む時間が減るとか、片付けが楽になると知って、減らした先にどうありたいのかを深く考えなかったために、減らすこと自体が目的となってしまっていました。
自分がモノ・コトを減らす目的は何なのか
スッキリした、モノの少ない部屋で過ごしたい。
私はミニマリストの部屋をSNSで見て、同じような物量の部屋を目指し始めました。
それはモノを減らすうえで大切なモチベーションになりましたが、目的にすると心が荒みました。
必要だったのは、ミニマリストになった先にある目的でした。
なんのためにミニマルにするのか。そこが明確でないと、ただただモノを極限まで減らして不便な生活をする人になってしまいます。
私はイライラせずに子どもと接することができるようになりたかった。
整えられた部屋で、穏やかな気持ちで一人読書がしたかった。
そのために服を減らし、判断の回数を減らすことで意志力を温存したかったのです。
そのために掃除や片付けや探し物に費やす時間を減らして、一人でゆったり過ごす時間を増やしたかったのです。
私がモノを減らすことで手に入れたいものは、心の余裕・穏やかさです。そしてそこには楽しみや癒しが不可欠でした。
その目的から考えると、自身が試そうとしていたミニマル化は行き過ぎた状態だと分かります。
もちろん楽しみや癒しとなるモノを増やしすぎてしまうと、心の余裕はなくなっていきます。
「楽しみ・癒し」と「必要最低限」のバランスをとることで、私にとってのミニマルライフは完成するのではないかと思っています。
ミニマリストとは
ミニマリストの基本は「自分にとっての必要最低限まで減らして、自分にとって大切なことに集中する」こと。
必要最低限は人それぞれなので、極限まで減らす人もいれば、そうでない人もいます。
「自分にとって大切なこと」を極限まで減らして集中させる人もいれば、ある程度幅を持たせる人もいます。
ミニマリストについての本を読んだ人なら、モノの量について他者が指摘することがいかに的外れかを知っていると思います。
どこまでが、自分にとって快適で無駄がないのか。
どこからが、自分にとってイライラたり、耐えがたいほど不便だと感じるのか。
そこの絶妙なラインを探りつつ、自分にとっての必要最低限まで減らして生活している人が、ミニマリストだと私は思います。
私もまだまだ道半ば、一緒に楽しいミニマルライフを目指しましょ♪
ご参考になれば嬉しいです♪


