こんにちは、とやんです。
みなさんは服を何着くらい持っていますか?日本人女性の平均は150~200着だそうです。
そんなに持っていないと思うかもしれませんが、実際に数えてみると想像をはるかに超えた数の服がクローゼットに入っていますよ。
かつては私もかなりの数の衣類を持っていました。でもその中で本当に必要で気に入っていたのは2割くらいだったと思います。
同じような方、たくさんいらっしゃるんではないでしょうか?
もうそんな服の持ち方はやめにしませんか?
今日は過去「衣装もち」だった私が、年間30着まで服を減らした方法について記事にしました。ぜひご覧ください。
大量に買って、大して使わずに手放していた過去
かつて私もクローゼットから溢れそうなほど服を持っていました。プラス着物や帯、靴は20足以上…。
でもその中で着ていたもの、気に入っていたもの、コーディネートがうまく組めていたものは2割くらいしかありませんでした。
ボーナスが出たらオンラインショップで欲しかった服を10着20着とまとめ買い、せっかく買ったのに着てみたらなんだか好みじゃなかったり、劣化するほど着てもいないのに好みが変わって手放したり、クローゼットがいっぱいになったからあまり気に入っていないものをフリマアプリで売ったり…。
お金も時間もかかるし場所も取るのに満足度は低い。
そのくせ面倒だからと現物を見ずにネットで購入していました。
転機は妊娠。1年足らずの期間のためにマタニティウェアを買うのが嫌で、マタニティ用のボトムスを2着買っただけであとは買わずに過ごしてみました。
出産後は母乳だの吐き戻しだので服が汚れまくるので、特に思い入れのない通勤用の服を着倒しました(復職予定がなかったのでもう必要なかった)
そうしているうちに、いつの間にやら数は減っていきました。
服を減らすのは簡単です。
今あるものを使い切ること(または手放すこと)、そして買わないこと。
理想を描く
まずは自分の理想のクローゼットを思い描いてください。
絵で表現できたらわかりやすくて良いと思います。
この記事を見てくださっている方は、服の数を減らしたいという方が多いと思いますが、漠然と減らしたいと考えるのではなく、どこにどんな感じで服を収納したいのかを決めておくことをオススメします。
例えば、自室のクローゼット1つ分に収めたいのか、広めのウォークインクローゼットにおけるくらいなのか、タンスに収めたいのか…何を理想にするかによってどこまで減らすかは違うと思います。
私は自室のクローゼットに、小物以外はすべてハンガー掛けで収納すると決めています。
なぜ理想の設定が必要かというと、減らすこと自体を目的にしないためです。
減らすことを目的とすると、捨てハイになって数にこだわりすぎたり必要なものまで手放してしまう可能性があります。捨てハイの減らしすぎは、買い物依存による持ちすぎとなんら変わらない精神状態です。
どんなクローゼットにしたいのかを具体的に思い描くことで、「理想のクローゼットを作る」という目的が設定できます。減らした先の生活を想像して、ぜひ具体的に言語化してください。
全出し
次は服を全部出してみましょう。ベッドや布団の上でもいいです。
少しずつやらずに全部出してください。すべてを把握することと同時に、量の多さにぞっとすることが大事です。
あまりに多すぎて全出しすると生活できないという方は少しずつでも良いですが、すべての服を見直して不要なものを処分した後に、全出しして再チェックをすることをオススメします。
出した服を、使っている服と気に入っている服(文句がない服)だけ選り分けます。
文句がない服というのは、着ようとして手に取ったのに、その欠点が気になってクローゼットに戻すようなことがない服です。
その他は手放す。
手放しにくいなら短期間で着倒してください。1日おきにでも着ていたら、シーズン中には劣化して着られなくなる可能性大です。気に入ってない服は着倒すまで着るのはストレスなので、手放す決心がつくこともあります。
手放し方はこの記事をご参考に。ただし、大量にある場合は高級ブランド以外はリサイクルショップ一択です。
手放す服は、その理由をメモしていく
手放すと決めた服を一着ずつ見て、どんな服なのか、なぜ手放すのかを言語化してメモします。
着倒して劣化しているなら、それは自分に合う服だった可能性が高いです。次も同じような特徴の服を買うことをオススメします。
ほとんど着ていないのに処分することになった服は、何が不満だったのかを必ず書き出しましょう。素材?肌触り?シルエット?生活?メモしておくことで、同じようなものを買ってしまうリスクを防げます。
このメモは後日にしても構いませんが、処分する前に必ずしておいてください。
残すと決めた服も7項目でチェック
手元に残したいと思った服を再度チェックします。
チェックすべきは
①服の劣化具合
②今の自分のライフスタイルや体型に合うか
③前シーズンは着たか
④今年は着るか
⑤ひどく流行遅れになっていないか
⑥点数を付けたら90点くらいにはなるか
⑦素材や形に欠点があるなら、その欠点には目をつぶれるのか です。
ひとつひとつ見ていきましょう♪
①その服は清潔感があるか
伸び・ヨレ・シミ・型崩れ・色の変化・毛玉・ほつれ…
特に頻繁に着る服は、意外と徐々に起きた劣化に気付きにくかったりします。昨シーズンの終わりには「まだ大丈夫」と判断したものが、時を経て見てみると「汚っ!」ってなったり…何度も経験あります。
また、夏服は汗染みやニオイが付いていたり、冬物より頻繁に洗濯することで劣化も早いです。
「ちょっと怪しいけどまだいけるかな?」と思ったその服、憧れの人に会うときに着られますか?
②体型や環境の変化に合っているか
1年もあれば体型や環境に変化があると思います。
私は娘が幼稚園に入園したら自転車送迎になったので、ワイドパンツとスカートの出番がかなり減りました。
「痩せたら着る」は残したとしてもお気に入り1~2着程度にしましょう。すでにダイエットに取り組んでいて結果が出ているならともかく、服が着られなくなるほどの体型の変化なら、戻すのにはかなり月日がかかります。そして戻った頃にはその服はちょっと古臭くなっていると思います。
③前シーズンは着たか ④その服は今年着たいか
昨シーズンはお気に入りで何度も着ていた服、今手に取ってみたら全くときめかない。まだ着られるのにもったいない。どうしよう?
大丈夫です。人の好みは変わるものです。自分を責める必要はありません。
好みも環境も体型も1年経てば変わることは多いです。仕事をしている方なら役職や業務内容によっても服装は変わります。
ただ、着られるからという理由で持っておくのはやめましょう。
その服はたぶんもう着ません。
⑤流行遅れ
私はあまり流行には振り回されない(流行に乗るのがなんか恥ずかしい)つもりなのですが、流行と好みがぴったり合っていつの間にやら流行りにのっていることがあります。
流行というものは、変わっていないようでも翌年には必ず少しアップデートされます。
アパレル勤務の方はともかく、そうでない人がそんな細かな違いまで気にしていたら大変なのですが、まぁ長くても4年経てば「流行遅れ」と素人でも判断付くような状態になります。
流行の服は数を絞って、1~2シーズンで着倒すつもりで頻繁に着るのがオススメです。
よく言われる「流行りは繰り返す」というやつを信じて残すのだけはやめましょう。繰り返したとしても全く同じということはありません。その違いが致命的な古臭さを出します。
また、流行が繰り返す周期は20年と言われています。自分の20年前を思い出してください。好みも体型も環境も今とは違うはず。同じ服を着ることはないでしょう。
⑥90点をつけられるか
100点満点の服というのはなかなか出会えません。世の中のどこかにはあるかもしれませんが、それに出会えるとは限らないからです。そして出会えるまで待つわけにいかないことも多いはず。
100点満点と思って買ってみても、着ているうちに不満が出てきたり、劣化することで必ず点数は下がってきます。
それでも、今手持ちの服が90点ばかりなら、それは1軍だけのクローゼットだと思います。目指すは90点以上が適正量だけ並んでいるクローゼットです。ワクトキ☆
⑦マイナス10点の欠点は致命的ではないか
90点の服に足りない10点分は、致命的な10点になっていないかよく考える必要があります。
私が以前手放したトップスは、色はパーソナルカラーに合っていて着まわしやすく、適度にフィットするリブ、袖の切り替えは肩幅を狭く見せてくれて、素材は綿100%と言うことなしでした。ところが、襟ぐりが少し開きすぎていたんです。
胸チラするほどは開いていなかったのですが、痩せて肋骨がういて見える部分があらわになっていました。ココは私のコンプレックス部分。目をつぶれないマイナス10点だったので、そんなに劣化はしていなかったのですが手放すことにしました。
欠点に気付いている場合は必ず一度袖を通して、できれば1日その服で過ごしてみて下さい。その服の欠点に目をつぶれるのかどうか判断がつくはずです。
服と向き合う
これだけのチェックをしていくと、かなりの数の服が処分対象になると思います。
大切なのは、きちんと一着一着の服と向き合うこと。
「着ないからいらないわ~」と安易にごみ袋に放り込むのではなく、なぜ着ないのかをしっかり掘り下げて、それを言語化してノートにメモしていくことで、今後服を買うときの指標になってくれます。
無駄になる服を買わないことは、お財布にも環境にも自分の精神的にもプラスです。
ぜひ試してみて下さいね♪
↓服を買う前にすることの記事はこちら↓




